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動機づけを高める方法④〜⑥

メリークリスマス*\(^o^)/*

  

 
Ohara Tennis Creation
 
大原 満 です。

 
 
今日も、このブログに訪問して頂き、
ありがとうございますm(_ _)m
  
 
 
 今日は、昨日に引き続き動機づけを高める方法

をご紹介させて頂きますね。

 
  

  

④「行動の主体は自分である」という意識を高める
 

行動の主体が自己にあるのか他者にあるのかという

認知によって、動機づけの強さが異なると

いわれています。

 

心理学者の「ド・シャーム博士」によると、

この認知には2種類あり、1つは自分が行動の

主人公であり、自分の運命や行動を支配している

のは自分自身であるといった認知で、これを

「指し手的感覚」という。

 

2つめは、これとは逆に、自分の運命は他者に

支配され決められていて、自分の行動はあやつり

人形に過ぎないと感じていることで、

「コマ的感覚」と呼んでいる。
 

そして、子どもたちの指し手的感覚を強める訓練

プログラムを小学校教諭との共同で4年間に

わたって実施した結果、指し手的感覚が強いと

学習意欲が高くなり、コマ的感覚が支配的だと

学習意欲は高くならないことを見出した。
 

これをスポーツに当てはめると、普段の練習内容を

自分で工夫しながら決めたり、よいプレーや動きが

できたりするのは、自分に原因があると感じている

場合には、動機づけは高くなってくる。
  

しかし練習内容の作成から試合の準備までの

すべてを指導者に任せっきりにしておくと、

プレイヤーの動機づけは高くなってこないと

考えられる。
  

効果的な練習方法や科学的なトレーニングには、

指導者の助言が必要である。
 

しかしプレイヤー自身に練習の主人公であるという

意識がないと、内容の薄い練習 になってしまう。
 
 
 
 

⑤「成功は努力の賜物、失敗は努力不足」と考える

 

 

成功や失敗の原因をどのように考えるかによって、

その後の動機づけの強さが異なってきます。

 動機づけを高めるためには……
 

試合で勝ったり、良いプレーができた時

↓   ↓   ↓

「自分に力があったから」

「一生懸命頑張ったから」

うまくいったというように解釈する。

 

失敗やミスを犯した場合
↓   ↓   ↓

「これまでの練習が足りなかったから失敗した」

これからは、もっと練習しようというように

考えるのが有効とされている。

 

決して「自分の能力が低かったから負けた」とか

「実力がなかったからミスをした」と考えては

いけません。

 

なぜならば、勝利やナイスプレーが運ではなく

自分の能力や努力によって得られた考えると、

自分の能力に自信が持てる。

そして、次も頑張ればうまくいくという思いを

持てて、もっとやってみたいという内発的な

動機づけが高くなる。

 

一方、負けたり失敗したりするのは、自分の

能力不足ではなく「努力が足りなかったから」と

解釈すれば、一生懸命頑張れば次はうまくできる

かもしれないといった期待が持てるので、

次の行動への動機づけが高くなってくる。

 
 

⑥プレイヤーの期待や感情を高める

 

 

学習意欲の中核となるのは「期待」と「感情」

です。
「期待」は、与えられた学習課題がうまくできるか

どうかの予想や見通しの事。

  

「感情」は、学習課題そのものと成功後の予想に

関連して生じる感情の事です。

日頃から期待や感情を高める発言の多い

指導者に指導されていると、学習意欲が高まって

くるというテストによるデータも出ています。

 

監督やコーチなどの指導者には、プレイヤーの

期待や感情を高めるような働きかけや発言が

求められています。

  
 昨日から動機づけを高める方法①〜⑥を

ご紹介させて頂きました。

 

参考にしてみてくださいね^o^

 

今日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございましたm(_ _)m